区分買いと一棟買い
マンションの購入方法
マンションを購入する方法についてもいろいろあります。大まかに分けると2つになり、区分マンションと呼ばれ、マンションのワンルームのみ購入する方法と、マンションを一棟丸々購入する方法に分けられます。区分マンションではマンション一棟購入することに比べれば、圧倒的に初期投資が少ないといえますが、家賃収入は一室分しか得られないので、収益が少ないです。一棟丸々購入する方法では初期投資はかなりの金額になりますが（もちろんローンなどでも対応可能）、得られる利益はマンション全体の家賃収入ということになるので、かなりの額になります。どちらを選ぶかは経済状況や、どのように資産運用をしたいかによります。
区分マンションと一棟買いのそれぞれの利点
区分マンションの利点として、マンション全体のメンテナンスなどを考える必要がないということが挙げられるでしょう。マンションを一棟丸々買う場合は、定期点検やメンテナンスが必要になります。マンションの劣化や設備の不具合が見られた場合、メンテナンス費用も莫大になります。区分マンションでは自分が所有する一室のみに気を使えばいいので、メンテナンス費用は少なくて済みます。マンションの共用スペースなどの管理も必要ないので、物件にかける労力が圧倒的に少なくて済むのです。そして、一棟買いの利点として、土地まで保有するので資産評価額が高く、ローンなどを組みやすいということがあります。一棟丸々即金で購入することはなかなか出来ないと思いますが、ローンが組めれば問題解決ですね。また、マンション全体の管理について、自分で決められることがたくさんあるので、点検やメンテナンスの計画を上手に立てれば、支出は少なく収益は大きくすることが出来ます。
マンションの選び方と管理方法
マンション投資で部屋を決めるときはいくつかポイントがあります。まずはその部屋に自分で行ってみて、実際の設備や間取りなどを確認し、借り手がたくさんつきそうか判断して下さい。そして、次は利便性です。駅からどれくらい離れているか、バス停などは近いかなど交通の便を実際に歩いて確かめます。実際、いくら綺麗で良い物件でも、交通の便が悪いと借り手があまりつかないということが多くあります。部屋自体が綺麗で住みやすそうだからという理由だけで選ぶのは止めましょう。そして、近くに買い物のしやすいスーパーなどがあるかも確認して下さい。コンビニとスーパーは住む人が確認する大きなポイントです。周辺のお店にどんなものがあるか確認したら、治安が良いか悪いかも判断しましょう。自分の購入しようとするマンション付近の治安が良くなければ、ファミリーや女性の借り手は期待できません。家賃を下げなくても借り手が常につくような物件を探すことが大事なのです。 マンションの管理方法については、自分でやる方法と、管理業者に任せる方法がありますが、マンションの管理を自分でやる場合、管理費などがかからないというメリットがある一方、様々な問題を自分で解決する必要があります。まず、マンション全体の見回りと設備管理を自分でやらなくてはなりません。これは大きな労力といえるでしょう。また、マンション住民の問題やクレームもすべて自分で対応する必要があります。これは心理的にも大きな負担です。メンテナンスに関してもタイミングを間違えてしまった場合、費用が莫大になってしまうリスクもあります。マンション管理に関して相当な知識と経験を持っているという人以外は、マンション管理を不動産業者や管理業者に任せたほうが無難だといえるでしょう。区分買いの場合も、入居者を自分で集めるのは非常に大変なので、自分で入居者を定期的に確保できる自信が無ければ管理業者に入居者を募集させたほうが良いといえます。
マンション投資に関してのQ&A
マンションの管理は自分でやった方がいいですか？
マンションの管理は細い内容をすべて自分で見ないといけないため多大な労力を要します。専門知識も必要なので管理業者に任せたほうが無難です。
区分買いで購入する部屋はどのように決めたらいいですか？
まずはインターネットで物件を手当たり次第見てください。そしてそれぞれの物件の相場をある程度把握し、実際に見に行ってから決めましょう。
確実に家賃収入は得られますか？
家賃収入が得られるかどうかは借り手がつくかによります。退去者が出てもすぐに新しい借り手が見つかるような物件が理想です。
区分買いと一棟買いはどちらが得ですか？
資産価値や収益などを見れば一棟買いの方が利益率は高いですが、一棟買いの場合はリスクも高いのでよく考えて購入しましょう。
クレームなどがきたらどうすればいいですか？
クレームなどは通常管理業者が対応してくれるので心配ありません。管理業者と話し合って解決する方法を考えましょう。
